猛禽プランクトン

北の外れのイカ臭い町でボヤボヤと呟く日常

テクテク

「わたしの春うた」と聞いて、最初に浮かんだ曲でございます。

spitzのテクテクという歌です。

私の中で春は別れと旅立ちというイメージが強いのですが、まさにそれにぴったり。

 

欠片だってかまわない

確実にここにあった それだけでいい

君のそばで

 

スピッツの歌詞は抽象的で聞く人によっていろいろに変換できる魅力がありますよね。どれが正解とかどれが間違いとかはなく。

あなたと過ごしたと日々がほんの欠片でもいい、事実として記憶に残ってるのなら、それで満足。と悲しさとどこか諦めに少し似た、満ち足りた気分で出発する

という情景を勝手に想像して勝手にセンチメンタルになって勝手に泣いて寝る、という春の日々を過ごしています。

 

そのままの私で良いって言って

なかなか乙女なタイトルではありますが、これ、私の好きな歌の歌詞の一部分なんです。

ミオヤマザキの『ノイズ』という歌でございます。

 

はじめて聴いた時に、うんうんわかるわかるーと共感しまくって何度もリピートして聴きました。

 

 さよならは、引き止めてって

 大丈夫はだいじょばなくて

 もういいは全然よくなくて

 そのままのワタシで良いって言って

 

わかりますかこの矛盾しまくった面倒くさそうな女って感じの歌詞。

気持ちを察しろ!そしてワタシの全てを全肯定しろ!と。

どこの女王様でしょうかね、まったくもう。

でもこれがとても共感できるんです。

そう、女ってやつは大概が面倒くさいんです。

ただそれを全面に出すか出さないかは個々で違いますが。

 

特にプライドの高い方なら、なおの事こんな面倒くさい女を全面に出すことはできません。「私なんとも思ってないよ?」みたいなクールぶった態度を保ちながら心の中はドロッドロに面倒くさい事になってるんですね。面倒くさいが2乗して更に2で掛けちゃったみたいな。

こんな女は男からしたらたまったもんじゃありませんよね

それは女性も重々承知なのです。だから何も言えず、心の中で一人モヤモヤして自爆するんですね。

この歌の後半の歌詞に

 

ヘタクソな生き方でしか

生きられない私達は

きっと一人では出来ない事も

二人でなら出来るような

そんな存在になりたかったな

言えない 言えない もう言えない

 

とありますが、「なりたかった」と過去形なのでなれなかったんでしょう。そしてもうそんな願望ももう言えない。

始めから素直に好きって言ってしまえばいいだけなんですけどね。

 

この愛しい面倒くささ、私は好きです。

ウミネコという名の天敵

私は昔からウミネコにフンをよくかけられる。

ウミネコをご存知だろうか?白くて目の縁とくちばしの先になにやら赤い模様の入った鳥である。奴らは実に的確かつ巧妙にフンを落としてくる。

 

私が心が汚れていない中学生の時だ。

学校の帰りに友達数名といつものゴミ収集場所でだべっていた時だ。なぜゴミ収集場所なんかでだべっていたのかはわからないがそこが1番落ち着いていたのだろう、自分によくお似合いな場所だったに違いない。

そんな時、雨が降ってきた。「あれ、雨だ」と言うが周りは降ってないよと言う。

でも確かに頭に水が…と言いかけた時、友人が叫んだ。

「鳥のフンかけられてるよ!でっかいやつ!」

ご丁寧にフンの大きさまで教えてくれるあたり相当大きなものだったのだろう。

うろたえる私に友人達は

「あのウミネコがかけたよ!すごいよ!ツムジのど真ん中!」

「早く頭洗わないと!染み込むよ!」

「もう染み込みかけてる!」

と実況中継してくる。これは大変だ。

そして私は一目散に公園の水道で入念に頭皮を洗い、事なきを得たのだった。

この時の「染み込むよ!」という言葉が今でも頭に焼き付いている。

 

それからもウミネコは忘れた頃に現れては爆弾を投下していった。

ある日は自転車で走行中に、ある日は家を出た瞬間に。ふう、と駅のベンチに座るときに手をついた手すりに先回って付けておく離れ業まで披露した。いや気付けよ自分。

 

おそらくこれから先も奴らは巧妙な技で仕掛けてくるに違いない。皆さんも気をつけていただきたい。あやつらは鳥の皮を被ったスナイパーなのだから。

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始めました

春なので、ブログ始めてみました。

とはいってもですね、窓の外はもっさもっさ雪が降ってるんですよ。4月ですよ、なんですかこのぼた餅みたいな雪は。

春でも雪が降っちゃう北の田舎町からどうでもいい日記やら思い出やらをつらつらと綴っていきたいと思います。

 

……続けれるのかな