猛禽プランクトン

北の外れのイカ臭い町でボヤボヤと呟く日常

そのままの私で良いって言って

なかなか乙女なタイトルではありますが、これ、私の好きな歌の歌詞の一部分なんです。

ミオヤマザキの『ノイズ』という歌でございます。

 

はじめて聴いた時に、うんうんわかるわかるーと共感しまくって何度もリピートして聴きました。

 

 さよならは、引き止めてって

 大丈夫はだいじょばなくて

 もういいは全然よくなくて

 そのままのワタシで良いって言って

 

わかりますかこの矛盾しまくった面倒くさそうな女って感じの歌詞。

気持ちを察しろ!そしてワタシの全てを全肯定しろ!と。

どこの女王様でしょうかね、まったくもう。

でもこれがとても共感できるんです。

そう、女ってやつは大概が面倒くさいんです。

ただそれを全面に出すか出さないかは個々で違いますが。

 

特にプライドの高い方なら、なおの事こんな面倒くさい女を全面に出すことはできません。「私なんとも思ってないよ?」みたいなクールぶった態度を保ちながら心の中はドロッドロに面倒くさい事になってるんですね。面倒くさいが2乗して更に2で掛けちゃったみたいな。

こんな女は男からしたらたまったもんじゃありませんよね

それは女性も重々承知なのです。だから何も言えず、心の中で一人モヤモヤして自爆するんですね。

この歌の後半の歌詞に

 

ヘタクソな生き方でしか

生きられない私達は

きっと一人では出来ない事も

二人でなら出来るような

そんな存在になりたかったな

言えない 言えない もう言えない

 

とありますが、「なりたかった」と過去形なのでなれなかったんでしょう。そしてもうそんな願望ももう言えない。

始めから素直に好きって言ってしまえばいいだけなんですけどね。

 

この愛しい面倒くささ、私は好きです。